待ち合わせ

待ち合わせ

「待ち合わせ」の方法を知らない世代が増えている。
のだそうです。
それはそうでしょう。
ひとり1台スマートフォンや何がしかの端末を持つ時代。
「少し遅れる」
「今○○にいる」
SNSやメールでひとこと送ればいいのです。
電話で直接、会話する必要さえありません。

私の学生時代(大昔)の”待ち合わせ”とは、

①次に会う日にちと時間、場所を決める
②慎重なタイプは前日夜あたりに電話で確認
③当日、①で決めた日時、場所に行き

ひたすら待つ。

これです。

ここで留意すべき点は
今と違って、固有の通信手段がないということ。

待ち合わせの相手も同じ日時と場所にいて
あっさり会えればいいのだけど、
どちらかが遅れても、連絡が取れません。

駅前で待ち合わせた場合、
相手が現れるまで場所を移動できず
夏日も雪の日も、えんえん待つしかない。

かといって待ち合わせを喫茶店にした場合、
電車が遅延しているのかどうかもわからず、
相手の身を案じながら、これまた待つしかないのです。

待ち合わせ場所や時間の勘違いで会えない、
なんて、ままあること。

なので昔は駅の構内に「伝言板」という名の黒板があったのです。
「先に行ってます ○○」
「北口にいます ××」
子どもが黒板に落書きをしたり、いたずらすると叱られました。
大人たちは大事な約束を守るために、伝言を残していたのです。

90年代の前半まで
喫茶店には「電話の呼び出し」もありました。
学生時代、アルバイトしている頃に、何度か受けたことがあります。

遅れている相手から、お店に電話がかかってきます。
「髪の長い、こういう女性が店内にいませんか?
17時頃からいるはずなんですが…」

たぶんあの人だ、とたいていわかります。

手持ち無沙汰で(当時はもちろん「スマホで時間つぶし」ができない)

電話のベルではっとしたように、こちらを見ている女性。

席に近寄って声をかけると
不安そうな顔が、一転ほっとした笑顔になって、
その人は店内の電話へと駆け寄るのです。

さて、前置きが長くなりました。
私は今、TwitterとInstagramをやっているのですが、
いつも投稿を楽しみにしていたり、やりとりをしている人が
ある時ふいに姿を消してしまうことがあるのです。

投稿をやめてしまう方ももちろんいらっしゃるのですが、
アカウントが凍結されてしまったり、
本人の意図とは関係なく表示されなくなってしまうことがあるそうです。

こんなに便利な世の中になっても
どうやら「待ち合わせ」は必要なものみたいなのです。

ということで、これまで休み休み、ほそぼそと続けてきた
こちらの占いサイトを私の「待ち合わせ場所」にしようと思い、
このたびリニューアルをいたしました。

これからは日々のこともこちらに書いていけたらと思っています。

そして現在、活動しているSNSは次の通りです。

Twitter  ひすい|心に効く魔法(心理学)

Twitter   島緒ひすい(占いと日々のこと)

Instagram 島緒ひすい(占いと日々のこと)

というわけで、私は、ここにいます。

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